買い物狂いの忘備録

40代の物欲にまみれたオッサンの忘備録です。ミリオタ、ガンオタ、あと洋服の事など忘備録的に書いてます。

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謀略 第二次世界大戦秘史

「戦時においては真実はきわめて重要なものであり、これは常に”嘘”というボディガードをつけておかねばならない」
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ウインストン・チャーチル

今日は、先日ひょんな事で入手する事ができた本についてのお話です。
僕のブログに来られる方は、多分ミリオタな方が多いかと思います。
小林源文先生のマンガで、「バルバロッサ作戦」「タイフーン作戦」や第二次世界大戦のドイツ物を読まれた事がある方がいますかねぇ。

小林源文先生の書かれた「バルバロッサ作戦」などはちゃんと原作が存在しております。
パウル・カレルというドイツの作家さんで、昔フジ出版社から本が出ておりました。
パウル・カレルはドイツ軍物の戦記なら必ず名前が出てくる作家さんで、第二次世界大戦屈指の激戦となった独ソ戦を知るには格好の教材でもあります。
他にも、北アフリカの戦いを書いた「砂漠のキツネ」
1944年のノルマンディー上陸作戦からドイツ西部方面軍の壊滅までを書いた「彼らは来た」
など、ドイツ軍からの視点で戦記を書いております。

僕は高校生の時にひょんな事でパウル・カレルの本を読み、その世界にどっぷりと浸かってしまいました(笑)

フジ出版社はその後倒産したのですかね? 会社は無くなってしまいましたが、パウル・カレルの本は学習研究社から再販されていますので、興味がある方は是非ともどうぞ。

さて今回の本題。
マニアックな本を出版していたフジ出版社ですが、高校生の時の僕が一度は読んでみたいと思っていた本がありました。
ですが当時の価格で1万円近くの値段で、到底手が出せるものではありません。
そんなこんなでん十年が過ぎました.....

それが先日の事、Twitterのフォロアーさんの若いヤングが、こんな本がブックオ○にあったよー、、何コレ的な感じで写真をあげておりました。

おい、それだよそれ
即座に彼にメールを入れて本の確保を依頼し、買ってきてもらいました。

で、来たのがこれ
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謀略 BODYGAURD OF LIES

本書ですが、第二次世界大戦の勃発前から話は始まります。
当時ドイツで使われていたロータ式暗号装置エニグマの解読についての暗闘、そして第二次世界大戦が勃発した時にチェンバレンに替って首相に就任したチャーチルは、極秘裏に金融界やその他の分野から広く多くの秀才を集めてロンドン司令部を設立します。

そして武力戦と並行して情報謀略活動を行い連合国を勝利に導いたのですが、活動の性質上極秘事項として扱われており、長きにわたり人々に知られる事はありませんでした(この本の出版は1970年代)

本書の後半は、ノルマンディ上陸作戦に向けての様々な欺瞞作戦について書かれておりますが、ここで自分が長年疑問に思っていた事が理解できました。
ノルマンディ上陸作戦はあまりにも有名ですが、上陸後連合国軍は狭い橋頭堡に数か月も押し込められた状態でした。
当時ドイツ軍には有力な予備兵力が存在しており、それが早期に全力で投入された場合にはその橋頭堡が粉砕される恐れがありました。
何故ドイツ軍は予備兵力を投入しないのか?
ヒトラーがノルマンディー以外への上陸作戦を恐れたのですが、それが連合国側の壮大な欺瞞計画にまんまと引っ掛けられたというのが真相だったのです(それ以外にも細かな要因はありますが)

それ以外にも、ヨーロッパの占領地で行われたスパイ活動や破壊工作、ドイツ側の対諜報活動との暗闘なども書かれております。
(決して、ドイツ側の情報組織は無能ではありません!)
3soe900vapen.jpg
写真はWeapons used in Norway used during WW2 by the Norwegian resistance "Hjemmefronten"より

あと収穫だったのが、”黒いオーケストラ”と呼ばれた、ヒトラー打倒の為組織された国防軍や軍事組織の要員の存在について書かれていた事ですね。
彼らはヒトラー暗殺計画を実行し結果失敗、悲劇的な最後を遂げるのでした(トムクルーズの映画 ワルキューレで有名ですね)
ただのスパイ読み物ではなく、国家の存亡の危機において情報や謀略活動がいかに重要なものか。
よく考えさせられる読み物でした。
冒頭のチャーチルの言葉ですが、実際にテヘラン会談においてスターリンに語ったものであります。
謀略とは何か、情報戦とは何か、この言葉が雄弁に物語っておりますね。

ヨーロッパにおける情報と謀略戦について読んでみましたが、じゃあ日本はどうだったのか..
興味があり検索してみましたら、こんな論文を見つける事ができました。

防衛相防衛研究所HPより
日本軍とインテリジェンス—成功と失敗の事例から 
※PDFファイルです
国際紛争史研究室主任研究官(兼)防衛大学校講師 小谷賢
お時間がある方は、ご一読を。
この本を読んだ後にこの論文を読んだので、色々と考えさせられてしまいました。。。

今回は文字多めな更新でした。
次回はいつもの軽いノリで書こうと思いますw

謝辞
20ん年にわたり探していた本を見つけてくれたクルト君
本当にありがとうございました。
深く感謝いたします。
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